皆さんこんにちは、旅ねこです。
今回はオーストラリアのフラッグシップキャリア、カンタス航空のマイルについてです。
ANAが来たなら普通次はJALじゃないの?って思われる方が大半だと思いますが、私が何故JALと同じワンワールドアライアンスの海外航空会社を先に紹介したかというと、カンタス航空だけはJAL&ANAと同様に上級会員になるとそのステータスを永続的に保てる世界でも数少ない航空会社だからです。
JALについてはANA同様、多くの情報が当然ネット上で溢れていますので後回しにして先ずはカンタス航空のマイルの貯め方や特徴、そして上級会員になるメリットや維持について見ていきましょう。
日本在住者の特権
先ずカンタスクラブ入会自体が日本在住者に関しては、なんと無料で入会が可能なんです。因みにオーストラリア・ニュージーランド在住者は入会金が必要です。
新規入会は先ずブロンズ会員となります。 ブロンズ会員カードの発行されていませんので、入会手続完了の画面を保管する様に案内されています。
会員カードの発行はブロンズ、シルバー、 ゴールド、 プラチナ、プラチナワン会員限定となっています。
この様に日本在住者は無料でブロンズ会員に登録が可能です。オーストラリアやニュージーランド在住者より優遇されていますね。
ポイント(マイル)を獲得できる航空会社はJALなどワンワールドメンバーやグループ会社のジェットスターグループになります。
ポイントの有効期限
カンタス・フリークエントフライヤーポイントの有効期限は18ヶ月です。
ポイント加算、ステータスクレジットの加算、またはポイントのご利用が18ヶ月の間に行われない場合、18ヶ月目の最終日のシドニー時間午前0時にすべてのポイントが失効します。
また、カンタス・フリークエントフライヤーアカウントを利用して、18ヶ月の間にポイントの加算または特典航空券等でのポイントのご利用があれば、その都度、全ポイント数の有効期限が18ヶ月延長され、ポイントが失効することはありません。
なお、家族の会員間でのポイントの移行(Family Transfers)およびカンタス・ビジネス・リワードからのポイントの移行は、ポイントの有効期限を延長する手段としては認められません。
そしてなんと、カンタス航空はポイントの購入が可能になっています。購入上限は年間15万ポイントまでとなっています。
上級会員ステータスが維持でき、尚且つマイルが購入できるという日系と外資系のいいとこどり、それがカンタスの最大の特徴です。
https://www.qantas.com/jp/ja.html ⇚カンタス航空ホームページ
30,000ポイントまでは1,000ポイント単位で、30,000ポイントを超えて150,000ポイントまでは5,000ポイント単位での購入となっています。
購入は、フリークエントフライヤーに入会後30日を経過していること、フリークエントフライヤー会員本人が特典を利用する場合に限ります。
又、ポイント購入は12ヶ月間に4回までとなっていますのでご注意下さい。ポイントの購入はオンラインで、支払はビザカード、マスタ―カードが利用可能です。
カンタス航空のポイントによる特典航空券は現在のところマイレージ制(距離によって必要ポイントが増減)で、必要ポイントが多めであまりお得さはないのが正直なところでした。
例)羽田ー新千歳片道1万ポイント、東京ーニューヨークエコノミー5万ポイント、ビジネス9万2千ポイントなど。
2019年6月20からの変更点
2019年6月20日に新たなフリークエントプログラム(FFP)がカンタス航空より発表されまして、必要ポイントが引き下げられることになるようです。
又、これまで上級会員だけに解放されてきたラウンジがポイントなどによって入れるようにするなど、いくつかの改定が年内に行われるとの発表がありました。詳細はまだ不明ですが、この改善内容には期待させて頂きましょう。
上級会員資格の取得条件
では次に上級会員になるために必要な12ヶ月間で獲得が必要なステータスクレジット(マイルとは別に運賃種別などでクレジット数が変わってきます。ANAのプレミアムポイント(PP)やJALのフライオンポイント(FOP)に当たるものです)を見て行きましょう。
※ステータスの昇格又は維持には、必要ステータス・クレジット数を満たし且つ毎年カンタス航空、ジェットスター、カンタスリンク便で4区間以上利用が必要です。
シルバー300P(ステータス維持は250P)、ゴールド700P(600P)、プラチナ1400P(1200P)
シルバーがワンワールドルビー、ゴールドがワンワールドサファイア、プラチナ以上がワンワールドエメラルドになります。
そして入会から7,000又は14,000ポイントを積み上げた人に与えられるのが、それぞれシルバーとゴールドの終身会員資格となります。
JALやANAとの違いは、シルバーでも空港ラウンジのカンタスクラブに招待券が1回分もらえる点です。
そして終身会員になると、ANAのスーパーフライヤーズカードやJALのJALグローバルクラブなどと違い、クレジットカードが無くても無料で会員資格が永続するという点です。
シルバーは50%、ゴールドは75%のフライトボーナスがカンタスグループ搭乗時にはもらえますので、FFP改訂を機にポイント利用条件が大きく緩和されるようなら早い段階で入会しておくと、長い目で見れば上級会員資格を無料で継続できるチャンスになります。
JALやANAは確かにカードの年会費を払い続ければ永続的に上級会員で居続けられますが、この年会費が結構バカになりませんので、どちらが自分にとってよりおトクか計算してみて選択するのがいいでしょう。
提携航空会社
カンタス航空はワンワールドに加盟しているため、以下の航空会社とマイレージ提携を行っています。 日本航空・キャセイパシフィック航空・アメリカン航空・ブリティッシュエアウェイズ・フィンランド航空・イベリア航空・マレーシア航空・カタール航空・ロイヤルヨルダン航空・S7航空・スリランカ航空・後はフィジーエアウェイズがワンワールドコネクト、ロイヤルエアモロッコが加盟予定となっています。
※それ以外にも、エルアル航空(イスラエル)とも独自提携を行っており、このエルアル航空は2020年3月11日に日本(成田)への週3便での就航が決まっており、カンタスマイルの使い道が更に拡がることになります。
※追記.2020.8.15にUAEとの間で関係正常化合意がされ、イスラエルが身近な国になる可能性が高まってきています。
ワーキングホリデーや仕事でオセアニアを目指す方(特に若い方)で上級会員を目指すのであれば、先のことを考えてワンワールドはカンタスで上級会員になることも視野に入れてみては如何でしょうか。
マイルを貯めるためのポイントサイトはJALとANAどちらへも持っていけるモッピーがお勧めです。
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