現美新幹線に続き、昨年運行開始から狙っていましたJR東日本の新型観光列車『海里』にやっと乗車してきました!
昨年秋に新潟へ行く予定が台風であえなく頓挫していましたが、ようやく現美新幹線とセットにして乗車してくることが出来ました。※現美新幹線は2020年12月を以て運行終了となりました。
外観
新潟駅のホームで撮った車両です。まだ運行開始から半年たっていないので、劣化も見当たらずとてもスタイリッシュで色合いがいい落ち着いた雰囲気の外装となっています。
ロゴもいい感じです♪
ガラスに外の景色が映り込んでしまっていますが、外向きベンチシートが見えます。この4号車は4人掛けと二人掛け座席が配置されています。この日はJR東日本のびゅーの商品が売れなかったのか利用はありませんでしたので、外からの写真のみとなります。ちなみに、びゅうのツアー客以外の一般客はこの車両には立ちることは出来ませんので、いずれにせよ私は中に入って写真は撮れない訳です。
車両内装とシート
1号車 リクライニングシート30席
先頭車両はこんな感じになってます。前方の景色が見られるんで、子供なんか特に喜ぶでしょうね。
一人用座席。大半は二人掛け座席になりますが、既に皆さんご着席でしたのでここだけ。
2号車 4人掛けコンパートメントシート32席
4名用コンパートメント。グループに向けの座席ですが、一人から3人で切符を購入した場合相席となります。
私も今回はこの座席でした。相席になった方々と結構話が弾んでこれも旅のだいご味です♪
これ、見て下さい。分かりますかね?乗ってる最中に気付いたんですが、背もたれ部分を下げて引き出すと、フルフラットに出来て、靴を脱いで足を伸ばせるんです。
これって4人連れの時なんかは最高じゃないですか?今回、ご一緒した皆さんと出してみようかってことになり、半分引き出した時の写真です。
3号車
売店とイベントスペースのみで座席はありません。
新潟と庄内の食を演出するお弁当を事前予約しておくと、ここで引換できます。
わたし・・ですか?もちろん事前購入しておきました。写真は後ほど。
「うけとりっぷ」サービスが2023年3月20日より始まりました♪
「うけとりっぷ」とは、沿線のお弁当やスイーツ・飲料などを、スマートフォンから事前に予約・決済することで、旅先の駅や列車内で簡単に受け取れるサービスで、4月1日運航列車分より受け取り開始になります。
うけとりっぷ詳細ページ。
4号車 ダイニング24席
入れないので連結部分からのぞき込んでパシャっと。
この4号車はJR東日本の旅行部門びゅうで企画販売される旅行商品のみでの取り扱いとなり、今回は締め切られており空での運行となっていました。
旅行商品では、地元の料亭やレストランとのコラボで新潟・庄内の食を楽しめるビューダイニングを楽しめる様になっています(要予約)
料亭 新潟 鍋茶屋(なべぢゃや)/料亭 一〆(いちしめ)/日本料理 行形亭(いきなりや)/アル・ケッチャーノ、といった名だたる有名料亭やイタリアンの味を楽しめますので、一度はびゅうの旅行商品で乗車してみたいところですね♪
お弁当
さけ茶漬けを開発した加島屋のお弁当に、ビールまでちゃっかり買い込んでます(笑。
駅弁としては今まで食べたものの中でも一にを争うハイレベルなものでした。一品一品美味しくて、新潟の食のレベルの高さを実感しました。
車窓に関しては、途中笹川流れで日本海の景色が見られますが、そこまではずっと海岸線を走るわけではないため、田舎の風景を見ながら走っている方が長くなります。
そういった意味では、景色を楽しむための列車というよりは食事を楽しむ方がメインになるように思いますので、お弁当の事前注文はしておいた方がこの列車旅を楽しめるんじゃないでしょうか。
この列車は運行本数が往復1本のため、復路は特急いなほ又は在来線で戻ることも視野に入れた方が良いでしょう。もしくは、あつみ温泉で下車して1泊するのもありかとは思います。
私はあつみ温泉で下車して、日帰り温泉に浸かって疲れを癒して特急いなほで新潟へと戻りました。あつみ温泉たちばなや 。
そうそうたる外観は高級旅館の様相を呈しています。実際、たかだか日帰り入浴者に対してもとても親切に対応してくれまして驚きました。
温泉の成分表
脱衣所の設備や備品も至れり尽くせりです。
そして、なんとついてることに誰もお客さんがいませんでしたので貸し切りでラッキーでした♪
いいお湯でした。海から近いからか、少し潮の香りがする温泉でしたね。
趣のある中庭を臨む喫茶コーナー。
サービスの山形名物、玉こんにゃくがとても美味しかったです。
特急いなほ
西日本ではあまり見ない形の特急です。
指定席はブルーのシートになります。
グリーン車はオレンジ色のシートです。
海里より所要時間は20分程度短かったです。しかし、普通電車も含めて本数がめちゃくちゃ少ないですね~。
私が普段利用する京阪神エリアも首都圏と比べれば少ないんですが、東北や上越エリアと比べれば格段に便利であることが感じられます。
新潟駅からは新潟空港へ向かい、空路で伊丹空港へと戻りました。
ちなみに、新潟駅から新潟空港へは路線バスと空港リムジンが出ているのですが、料金は同じですがリムジンは南口、路線バスは万代口と駅の正反対になるため注意が必要です。
当然直行バスのリムジンの方が早く着きますが、時間的には10分も変わりません。まあ、新潟空港行の運行間隔がリムジンの方が若干短かった様に思いましたので、リムジンが無難でしょう。
と、いう訳で楽しみにしていた2本の観光列車に乗れて大満足の新潟・山形日帰りネコ(=^・^=)旅でした。
2021年8月・9月運行カレンダー
切符の購入方法や指定席券
切符は840円と乗車区間の乗車券が必要になり、駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザおよび主な旅行会社等、えきねっとで販売され、発売期間もびゅーのツアーを除けば通常の切符と同じ1か月前からの購入となります。
2021年追記:4号車は旅行商品のみの販売となっていますが、JR東日本はびゅうの廃止をアナウンスしているため、今後はこの4号車の扱いがどうなるのか気になるところですね。
系列のJTBに企画販売を委託するのか、切符として販売できるようになるのか、今後の動向を見守りましょう。
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