
ども、旅ねこです♪
コロナワクチンもかなりいき渡りつつあり、秋あたりから海外旅行も一部行けるんじゃないかという淡い期待が世を覆いつつあったんですが、ここに来てデルタ株が猛威を振るっており、やはり年内の海外旅行は難しそうな雰囲気になりつつありますね。
とは言え、ワクチン接種が進んできているのも事実で、来年春以降はそこそこの数の人たちが海外旅行の予約を入れていますので、久々の海外旅行に当たって海外旅行保険について、保険の販売資格を持っている現役旅行会社社員である旅ねこが以前から懸念していた保険についての注意点を解説していきたいと思います。
クレジットカード付帯保険比較
クレジット保険比較表

上記は旅好きな方が多く持っているクレジットカードの保険の補償を一覧表にしてみたものです。
やはり年会費の高いカードほど保証が手厚くなっているのが分かりますね。
しかし、その中で黄色で塗った『疾病死亡』がカード保険には一切付帯していないことにお気づき頂けたでしょうか?
海外旅行で病気にかかった場合、治療費は補償になっていても、死んじゃった場合1円も出ないってことなんですね。☆ここ、注意が必要です。
アジアなど1泊2泊の短期間での旅行で且つ、医療費が安いエリアであればカード付帯の保険で病気に掛かって発症する間もないので問題ないと思いますが、長めの旅行ではクレジットカードだけでは心もとないですね。
お薦めクレジットカード~充実した補償内容~
海外旅行に必携のクレジットカードは、dカードゴールドになります。下でそのスペックをご紹介しましょう。

dカードゴールドは航空便遅延補償が付いているんですね。このカード以外ではセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスがあります。
任意保険~東京海上日動を例に~

ネットから拾ってきた東京海上日動の海外旅行保険の補償一覧です。
保険金額によって当然補償額はアップするのは当たり前ですが、カードの付帯保険では一切付いていなかった疾病死亡が殆どのセットプランに入ってますね。補償額が傷害時よりも低いのは、生命保険などをかけている人が比較的多いためあまり高い金額は必要が無いからですかね?
カード付帯の部分でも書きましたが、短期の海外旅行ではそこまで気にする必要は無いんですが、泊数が増えるにつれて日常とは違った環境の中で体調を崩したり持病が悪化したりする確率が増えていきます。
当然、新型コロナなどの感染症のリスクもありますし、潜伏期間を考えても3泊以上の旅行では必須と、私個人的には考えています。
後、任意保険のセットプランは高めの設定になっていますが、高いだけで意味がないとは言えず、海外でケガや病気で病院へ行った場合、医療事故を避けるため通訳が必須となる国が多い(アメリカなんかは通訳無しでは診察を断られました)んですが、そいうった費用もセットプランではほぼ含まれています。通訳代も1万円以上しますし、何より自分で探して病院行くのは至難の業です。カード会社の紹介病院は日本人が良く行くエリアにはありますが、ちょっと外れたエリアへ行った場合はこれ又ありませんので面倒が生じます。
そして何より、クレジット保険の場合立替え払い可か不可かは事前に把握しておきましょう。してくれないカード保険だと、一旦治療費を自分で払って後日請求の場合高額だと支払いが限度額を超える場合も出てきます。
まとめ
私の仕事でもお客様が「クレジットカードの保険で十分だよ」っていう人が多くなっているのが最近気になっていたのがこの記事を書いた理由なんですが、海外旅行時の死亡原因は病気とケガがほぼ同数だってことを先ず認識しておいた方がいいのと、意外かもしれませんが脳卒中や心筋梗塞が原因の多くにあるのは、やはり想像以上になれない環境下では体に負荷が掛かってしまっているという事です。
又、カードの補償だけでは足らずに海外旅行で破産する人も一定数いますし、事故にあってから保険に入っていないのに旅行会社にクレームをつけたり訴訟になっているケースも多々あります。
最近はクレジットカードの紹介でポイントをもらうアフィリエイトも多いため、クレジットカードのメリットの一つとして付帯している保険を挙げて入会を勧める方もいますが、正直なところクレジットカードの保険はおまけ程度のものと考えておくのが本筋です。
クレジットカードのアフィリエイトブログは多くありますが、付帯する保険を推して勧めている人で保険の販売資格を持っている人がどれだけいるのかも怪しいですので、クレジットカードの入会に当たって、保険に関しては省いて考えてもいいかの知れませんね。
保険の基本的な考え方は、確率は低くてもいざ事故や病気が起こった時に、今までケチった保険代を貯金して積み上げたとしても賄いきれない額の損害を補償してくれるかどうかです。
「海外旅行に於いて、任意保険はケチる項目では無い」と、強くお伝えしてこの記事を締めたいと思います。
外務省海外安全ホームページ⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/
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