ケベック州内の鉄道によるショートトリップを楽しんできましたので、カナダで鉄道を利用しての旅をお考えの方々に参考になれば幸いです。
今回私が利用したのが、コリドー線と呼ばれる東海岸を南北に走る線になります。
VIA鉄道の予約方法
今回私は日本で事前にVIA Railのホームページからチケットを予約して行きました。
私はVIA RAIL CANADAのホームページから予約をしたんですが、後からガイドブックを読んでいて日本語の予約ページがあることに気づきました。
右上の言語欄をクリックすると日本語が出てきます。
日本語ページへ移動すると、旅へと誘ってくれる美しいカナダの自然を車窓から眺める動画が流れます。
以前はEメールで予約番号が送られてきて、駅で1時間前までに引換が必要だったようですが、私の場合はチケット自体がEメールで送られてきて、それをプリントアウトしたものでそのまま乗車することが出来ました。
日本語版 VIA鉄道
ケベックシティ:パレ駅(Gare deu Palais)
お洒落な外観のパレ駅は、旧市街から徒歩圏内です。旧市街のランドマークのフェアモント・ル・シャトー・フロントナックからで徒歩10分ほどです。
旧市街からは坂を下りて行きますので、雪や雨でなければスーツケース持参でも問題なく行けるでしょう。
パレ駅内部
乗車口は左手になり、おおよそ20分から30分前にオープンします。
VIA鉄道列車
今回はちょっとくたびれた車両でした。
列車内部
進行方向左側2席シート
写真からは分かりづらいんですが、一番前列のシート以外は足下が台形になっていて、高くなっています。
車内販売のスナックメニュー
サンドイッチやコーヒーなど、結構軽めのものが中心ですがメニューは多かったです。気を付けたい点は、現金での支払いが一切できないことです。
クレジットカードかカナダで使える電子マネーの2択でしたので、私はVISAカードで支払いました。
いやあ、15年ほど前からは随分と変わっていましたねえ。キャッシュレスは日本以上に進んでいるのを実感したシーンでした。
車窓からの雪景色
モントリオール空港到着時は雪が全く見られなかったんですが、ケベックシティに到着してから一晩で一気に降り積もりました。
秋ならこんな景色が見られるはずです。
モントリオール:セントラル駅
窓に自分の影が映っています。
この静かな駅の雰囲気が何故かとても心落ち着くんですね~。
以前は逆コースで、朝一の列車でケベックに向かいましたが、その時はまるで暗闇に銀河鉄道999が止まって私を迎えてくれている様で、感動を覚えてしまいました。
車内販売のおじさんが静かに「ボンジュール」と言いながら車内を回ってきて、クッキーをかじりながら車窓を眺めてコーヒーをすするあの時間は今でも忘れられません。
今回、かなり慌ただしい日程でカナダとアメリカを回りましたが、VIA鉄道での旅はやはり格別でした。
出来ることなら、もう少し長い時間と距離を列車で旅してみたいものです。
チケット代は今回エスケープ(Escape Fare)という一番安い料金で38カナダドルほどでした。
これは払い戻し不可で変更は50%の手数料が掛かる料金になります。
座席クラスとしては、エコノミーとビジネスの2種類があり、料金によって払い戻しや変更の条件が違ってきます。
どうも毎週火曜日にVIA鉄道のセールがあるようで、火曜日になると安いチケットのお知らせメールが舞い込んできます。
トロントからケベックシティ間には、オタワ、モントリオールといった主要都市があるため、このどれかの一区間であれば距離や時間、そして料金も手頃に鉄道の旅を楽しむことが出来ると思います。
参考になったかわかりませんが、VIA鉄道の旅は私的にはお手軽で楽しめる鉄道旅としてお勧めしておきますね。
コメント